異国情緒あふれる明治初期の長崎。
海を越えてやってきた文化と、日本の伝統が混じり合う港町。
そこに流れる旋律は、静かに心へ忍び込み、やがて逃れられない運命へと導いていきます。
《蝶々夫人》のあらすじは、アメリカ海軍士官ピンカートンと日本人女性蝶々さんの結婚から始まります。
異文化のはざまで揺れる純粋な愛は、やがて取り返しのつかない悲劇へと向かっていきます。
- 原題:Madama Butterfly
- 作曲:ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)
- 初演:1904年(ミラノ・スカラ座)
- 幕数:全3幕(初演時は2幕)
蝶々夫人は、日本を舞台に描かれた、プッチーニ円熟期の代表作。
《ある晴れた日に》は、オペラ史上もっとも有名なアリアの一つとして知られています。
蝶々夫人の有名アリア一覧
- 可愛がってくださいね(Vogliatemi bene)
第1幕、蝶々さんとピンカートンの愛の二重唱。 - ある晴れた日に(Un bel di, vedremo)
第2幕第1場、蝶々さんが帰還を信じて歌うソプラノの名アリア。 - 桜の枝を揺さぶって(Scuoti quella fronda di ciliegio)
第2幕、蝶々さんとスズキによる花の二重唱。 - さらば愛の巣(Addio, fiorito asil)
第3幕、ピンカートンのアリア。 - さよなら坊や(Tu? Tu? Piccolo Iddio!)
最終場、蝶々さんが子どもを抱きながら歌う切迫したアリア。
どこか東洋的でありながら、濃密なイタリアの情熱を宿す旋律は、一度聴いたら忘れられない響きを持っています。
また、和と洋が交錯する舞台装置も、強く記憶に残るのではないでしょうか。
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プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』(全曲) [ マリア・カラス ]
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